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新型騒音計NL-シリーズ|リオン株式会社

現行機種のNL-42A、NL-52A、NL-62Aに新機能を搭載し、さらに各性能をUPした新機種のご紹介をいたします。

新型騒音計NL-シリーズの適合規格

最新JIS C 1509-1:2017、JIS C 1516:2020
環境騒音の測定方法を規定した、JIS Z 8731:2019

新機能&特徴・性能

新機能

1.LAN端子およびwebブラウザ機能搭載
2.USB Type-C端子搭載、USB給電可能
3.校正履歴記録可能

1.LAN端子およびwebブラウザ機能搭載(要:オプションの機能拡張プログラムNX-43EX)
※NL-43・53の場合。NL-63は標準搭載です。
騒音計が通信機器と接続できるのは国内初。(騒音計自体には無線機能はございません。)
通信機器(LAN端子)と接続することでネットワークを構築。
社内ネットワークに騒音計を接続すると、オフィスに居ながら遠隔に工場内の騒音モニタリングが可能になり、インターネットに繋げると世界中の施設・工場の計測結果を管理することも可能です。
(※NX-43WRが必要になりますが、リアルタイムで実音を聞くこともできます。)
測定開始/終了や測定中のマーカー付与などの操作、測定前の設定変更に測定後のファイルダウンロードも可能。
専用のPCソフトも無く、webブラウザで操作ができます。

※インターネット接続にはルータが必要になります。また、データ通信するためにSIMカードが必要になります。
(ルータの例:YAMAHA製NVR700W、サン電子製RX220など
SIMカードの例:ビックローブの法人向けサービス固定IPオプションデータSIMやmineoの固定IPアドレス対応のSIMなど)
webブラウザ機能でできる事
・設定変更(オートストアに変更し波形収録など)
・再生し、リアルタイムでの視聴(測定していなくても聞くことは可能)
※波形収録によっては機能しないものもありますので、ご注意ください。
・測定開始、測定中のマーカー付与(複数のマーカーを同時に付与可能)
・測定したデータのダウンロード(ファイルは1つずつダウンロード可能)
※測定中のダウンロードはできません。

2.USB Type-C端子搭載、USB給電可能
PCやモバイルバッテリーから電源供給が可能(ACアダプタが不要)。
USBケーブル1本でPCから給電、通信制御ができます。

3.校正履歴記録可能
音響校正を行った際のマイクロホン感度を保存する機能
csv出力して保管可能
製造時からの感度変化が分かりやすくなった為、修理の目安にもなります。
※環境省より発行されている測定マニュアルには校正時に「±0.7dB以上であった場合、その騒音計は測定に使用しない事が望ましい」と記載あり。

性能・特徴

性能UP項目

1.最大4条件(周波数/時間重み)同時測定
2.フルタッチパネル液晶搭載
3.短時間周期での瞬時値保持(オートストア)が可能
4.マーカー機能4種類に拡張

1.最大4条件(周波数/時間重み)同時測定
旧機種NL-42Aでは1つのみ記録でき、サブチャンネルは表示のみだった。(NX-62RTのみサブチャンネルの記録が可能)
新機種では、低周波音測定と環境騒音測定を同時に行い、衝撃性のある騒音を測定でき、低周波成分の有無を簡易的に測定も行い、騒音障害防止のためのガイドラインの測定が可能です。

2.フルタッチパネル液晶搭載

3.短時間周期での瞬時値保持(オートストア)
Lpストア周期に従来の100ms、200ms、1sを加え10ms、25msを追加したことで、より細かい周期での記録が可能になります。(細かい周期を記録するため、データ容量も大きくなるので、ご注意ください。)
突発音の解析における、25ms以下の連続記録が可能。
※NX-43EXでの機能拡張が必要になります。
時間重み付け特性がFastやSlowの場合には、あまり効果が期待できません。

4.マーカー機能が2→4種類に
測定中にデータへラベリングが可能、測定後データを見返す際やAS-60で除外音処理に有効な機能で、友人測定やwebブラウザで音を聞きながらの測定に効果的な機能になります。

NL-43、NL-53の機能拡張プログラムNX-43EXの追加機能

機能拡張プログラムNX-43EXをインストールすることで使用可能な機能

・LAN端子を使用した通信機能、webブラウザ機能
・オートストア機能(瞬時値&演算値を同時に測定)
・マーカー付与が2→4種類
・3種類の測定開始トリガ機能:タイマー、レベル、外部
・コンパレータ機能
・シリアル通信におけるデータ連続出力機能

LAN端子を使用した通信機能、webブラウザ機能
LAN端子を使用した通信機能やwebブラウザ機能に関しまして、新機能の文章をご参照ください。
※注意点:下記の操作はwebブラウザ機能と共存できませんので、ご注意ください。
Timer オートストア、遅延測定、I/O端子の通信制御、USB接続、LAN端子の通信制御、ファイルの転送、騒音計本体の操作

オートストア機能

NX-43EXなし(オートストア機能なし)の場合、1組の演算値のみの測定になります。
NX-43EXあり(オートストア機能あり)の場合、任意時間間隔の演算値+瞬時値を同時に記録が可能になります。

3種類の測定開始トリガ
・タイマートリガ:従来同様、STARTボタンを押すことでトリガ待機状態になります。
・レベルトリガ:設定したレベルを超えると測定開始。
・外部トリガ:CC-43CTがショートされると測定開始。

        レベルトリガ                   外部トリガ

波形収録プログラムNX-43WRの追加機能

騒音レベルの演算と同時に録音をすることができます。
録音したデータはPCで再生可能で、周波数分析にも対応します。(非圧縮波形WAVEファイル)
波形処理ソフトウェアAS-70によりグラフ表示、レベル化処理、周波数分析、分析結果のファイル出力や再生が可能になります。
また、NL-63のみにはなりますが、サンプリング周波数240Hzと1200Hzが追加されたことで、より細かい周波数でのFFT分析や低周波音測定時に長時間の波形収録が可能になりました。

リリース前の搭載予定機能オプションプログラム

・NX-43FT:DC出力時スペクトルを選択可能、DODコマンドで全データ取得可能、APは最大4条件同時測定可能。
・NX-43RTとNX-63RT:オートストア時Lp、Lep同時測定可能。
DRDコマンドが使用可能。バンドの時間重み付け特性はF/S同時分析が可能になります。
NC値を測定完了後に速報表示。APは最大4条件同時測定が可能になります。

関連資料

騒音計NLシリーズカタログ

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