『VR-24』事例紹介
自動車計測|走行時の車内騒音、異音・振動解析
自動車製造における品質保証部門や販売会社のサービス部門において、走行時の騒音計測、異音や異常振動解析に使用できます。騒音、振動データ、CANからの自動車制御・状態信号、GPSによる位置信号、エンジン回転や車速のパルス信号を記録し、異音、異常振動の発生する条件を、解析します。
鉄道計測|動揺・騒音計測、線路状況解析
車両の動揺計測時に、動揺データに加え、線路状況を撮影、キロ程パルス入力、GPSの位置情報を合わせて記録できます。レベルトリガーを使用して閾値を超えた前後のみの記録も可能です。異常値の発生ポイントの状況を、映像、キロ程、GPSでも確認できます。
環境騒音
道路、鉄道、空港などの騒音計測時に、騒音データに加え、騒音の発生状況を映像でも記録することで、より詳細に状況の把握ができます。レベルレコーダーでは残らない、騒音源の状況を音、映像の両方で確認可能です。
設備診断
振動や回転数などのデータと同時に、動作状況の映像を記録することで設備の状態をより正確に監視・診断することができます。データと映像を同期記録させることによって、生産性の維持や不具合原因の追求、故障の予防、劣化の予測、点検間隔の最適化、寿命の推定など、さまざまな方面で活用できます。
その他使用場面
- 波形を監視し、異常値を検出したら記録開始、映像と同期したデータ収録を行い、原因特定
- 発火、発煙、結露、色の変化など、波形データに表れない見た目の変化を記録
- 人が入れない箇所の映像を波形とともに記録
『VR-24』製品特徴
スタンドアローン、オールインワンで同期記録実現
自動車関連のNVHテストにおいて必要なアナログ信号に加え、映像信号、CAN、GPS、パルス信号を同期して記録する事が可能です。
優れたポータブル性
フィールドユースのための持ち運びを考慮したサイズと重量。オプションで専用のキャリングケースも用意しております。
直感的な操作
タッチパネルコントロールに対応した分かりやすくユーザーインターフェースで直感的な操作を実現。記録された映像、アナログ信号は画面上で再生し確認できます。
センサーとの接続が簡単
『VR-24』はセンサーへの定電流供給ができます。よって定電流供給型の加速度センサーやマイクロフォンを直接接続することができます。別途シグナルコンディショナー等アンプを必要としません。
高周波数帯域に対応
様々なNVH計測に対応するため、可聴音域を超える40kHz帯域の記録に対応しました。低い周波数の振動から高い周波数の騒音まで2chの映像信号とともに、このデータロガー1台で記録できます。EV/HEVやダウンサイジングによるターボチャージャーなどの高帯域信号記録も可能です。
データビューワー|VR-View
『VR-24』で記録されたデータのビューワーとしてVR Viewを標準ソフトウェアとして用意しております。CFast、SDHC※カードに記録された映像信号・アナログ信号・CAN・GPS・パルスデータを1画面上にすべて表示、再生することができます。
※SDHCカード使用時は映像信号の記録はできません。
『VR-24』関連資料
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